共通テスト 大学入学共通テスト 2026

作成者: Rirekisho.io編集部

共通テスト(大学入学共通テスト)完全ガイド:2026年度版

共通テスト(大学入学共通テスト)完全ガイド:2026年度版

日本の大学入試制度の中心的存在である「共通テスト(大学入学共通テスト)」について、2026年度受験生や保護者の方々が知っておくべき最新情報を詳しく解説します。新課程2年目となる2026年度共通テストの特徴と対策を明確にしていきましょう。

2025年度共通テスト実施結果から見る傾向

2025年度実施結果(新課程初年度)

  • 志願者数: 495,171人(前年比3,257人増加)
  • 受験者数: 462,066人(受験率93.31%)
  • 参加大学数: 838大学(前年度から26校減少)
  • 新科目「情報Ⅰ」: 初年度実施、おおむね試作問題通りの難易度

2025年度は新学習指導要領に対応した初の共通テストとして実施され、新教科「情報Ⅰ」の追加や科目再編が行われました。全体的に大きなトラブルなく実施され、新課程の出題傾向が明確になりました。

2026年度 共通テスト日程・基本情報

共通テスト日程

  • 本試験: 2026年1月17日(土)・18日(日)
  • 追試験: 2026年1月24日(土)・25日(日)(予定)
  • Web出願開始: 2025年9月下旬頃(予定)
  • 成績発表: 2026年2月上旬(予定)

2026年度の主な変更点

  • Web出願の全面導入: 紙での出願は廃止
  • 新課程2年目: 出題傾向がより安定化
  • 「情報Ⅰ」の本格活用: 多くの大学で配点に組み込み

共通テスト出題科目(7教科21科目)

1日目(土曜日)

  • 地理歴史・公民(60分×最大2科目)
  • 国語(90分)
  • 外国語(リーディング80分+リスニング60分)

2日目(日曜日)

  • 理科(60分×最大2科目)
  • 数学①(70分)
  • 数学②(60分)
  • 情報(60分)

新課程の主要変更点

  • 国語: 近代以降の文章が3問構成(現代文+実用的な文章)
  • 地歴公民: 6科目に再編、「地理総合/歴史総合/公共」選択肢追加
  • 数学: 数学Cが追加、ベクトル・平面上の曲線・複素数平面
  • 理科: 基礎科目4つが1科目に統合
  • 情報Ⅰ: 新設科目、プログラミングやデータサイエンス要素

2025年度結果から見る「情報Ⅰ」の特徴

情報Ⅰの出題傾向(2025年度実績)

  • 平均点: 約60点(予想範囲内)
  • 出題内容: 試作問題とほぼ同様の傾向
  • 特徴: 知識暗記より論理的思考力を重視
  • 対策: 問題文の条件を正確に読み取る力が重要

2025年度の情報Ⅰは初年度にしては安定した難易度でした。プログラミング的思考やデータ分析の基本概念を理解していれば解答可能な問題が中心で、2026年度も同様の傾向が予想されます。

志望大学別の共通テスト活用法

国立大学の共通テスト対策

  • 7教科必須: 情報Ⅰを含む全科目対策が必要
  • 配点比率: 共通テスト:2次試験 = 1:1~1:3程度
  • 足切り: 難関大学では共通テストで1次選考実施
  • 目標得点率: 旧帝大85%以上、その他75%以上

私立大学の共通テスト対策

  • 科目数: 3~5科目が主流(情報Ⅰ必須校増加)
  • 配点特徴: 英語・数学重視の傾向継続
  • 併用方式: 共通テスト+独自試験の組み合わせ
  • 目標得点率: MARCH80%以上、早慶85%以上

効果的な学習戦略(新課程2年目対応)

1. 基礎力の徹底(全科目共通)

  • 教科書完全理解: 新課程の教科書内容を確実に習得
  • 思考力問題対策: 資料読み取りや論理的思考を鍛える
  • 時間配分練習: 各科目の制限時間内での解答練習

2. 情報Ⅰ特化対策

  • プログラミング的思考: アルゴリズムとフローチャート理解
  • データサイエンス基礎: 統計やグラフの読み取り
  • 情報社会の理解: デジタル社会の課題と対策

3. 過去問・予想問題の活用

  • 2025年度本試験問題: 新課程の出題傾向を完全把握
  • 予備校予想問題: 2026年度の傾向予測問題で練習
  • 弱点分析: 間違えた問題の徹底的な復習と類題演習

Web出願と受験当日の注意点

2026年度の主な変更:Web出願全面導入

  • 紙の受験案内廃止: PDFダウンロード形式のみ
  • 出願手続き: 全てインターネット上で完結
  • 検定料支払い: クレジットカード・コンビニ決済等
  • 受験票: 電子配信(印刷必須)

持ち物チェック

  • • 受験票(印刷したもの)
  • • 身分証明書
  • • 鉛筆・消しゴム
  • • 時計(アナログ推奨)
  • • マスク(任意)

体調管理

  • • 十分な睡眠(7-8時間)
  • • 栄養バランスの良い朝食
  • • 防寒・暑さ対策
  • • 水分補給用品

時間配分戦略

  • • 各科目の解答順序確認
  • • 見直し時間の確保
  • • 情報Ⅰの時間配分練習
  • • マークミス防止策

よくある質問(FAQ)2026年度版

Q1: 情報Ⅰは必ず受験する必要がありますか?

A1: 国立大学の多くで必須となり、私立大学でも配点に組み込む大学が増加しています。志望校の募集要項を必ず確認してください。

Q2: Web出願で注意すべき点は?

A2: 2026年度から完全Web化されます。事前にメールアドレス準備、受験票印刷環境の確認、出願期限の厳守が重要です。

Q3: 新課程2年目の難易度はどうなりますか?

A3: 2025年度の結果を踏まえ、出題形式が安定化される見込みです。ただし思考力重視の傾向は継続すると予想されます。

Q4: 旧課程履修者への配慮はありますか?

A4: 2026年度も経過措置が継続され、旧課程科目での受験が可能です。ただし選択できる大学が限定される場合があります。

2026年度に向けた総括

2026年度共通テストは新課程2年目を迎え、出題傾向がより明確になることが予想されます。特に情報Ⅰの本格活用が進み、多くの大学で必須科目として扱われるようになります。

Web出願の全面導入により、受験手続きが大きく変わります。早めの準備と情報収集を心がけ、デジタル環境の整備も忘れずに行ってください。

共通テストは大学入試の重要な要素ですが、あくまで人生の通過点の一つです。健康管理を最優先に、計画的な学習で着実に実力を積み上げ、志望校合格を目指しましょう。

注意: この記事は2025年6月時点の情報に基づいています。最新の共通テスト情報は必ず大学入試センターの公式サイトでご確認ください。2026年度の詳細な実施要項は2025年7月頃に公表予定です。

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